ぼんやりと俄雨

日記、手記、雑記、テキストデータ。日常で思い浮かんだ事、感じた事を平凡に吐き出します。

タール21mg

昔吸っていたタバコを買った。
特に深い理由はない。ただなんとなく目に止まったからだ。
火を付けると懐かしい味がしたが、同時にとても重く感じ、すぐに消してしまった。自分が変わってしまったなと思った。

思い返すと、この一年で変わってしまった気がする。
酒に弱くなった事。趣味がなくなった事。帽子を被らなくなった事。
あれほどまで好きだった帽子をなぜを被らなくなったのか。
理由は思いつかない。今となってはなんであんなに帽子を被っていたのだろうと不思議に思う。
昔の自分は帽子で何かを、他人には隠しておきたい何か、隠していたではないかとさえ思う。
理由を知りたいが、もうあの頃には戻れないし、誰かが教えてくれるわけではない。

とりあえず、残りの19本、吸い終えるまで昔の自分を感じようと思った。

にわか雨

雨の日が好きだ。

休日前に飲む酒の次くらいに好きだ。

雨の降る音、匂い、温度。あの何とも言えない包み込まれた空気を感じると安心する。

その中でもしとり、しとりと地を湿らせるように降る小雨が良い。そんな雨は、やっていやがる、と思う。とても良い。

そんな日はベランダに出て、1人寂しくタバコなんかを吹かしてコーヒーを飲むのが堪らない。

そんな雨の様に書いていけたらいいなと思う。